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地球温暖化人為説への反論
ここからは平成十九年度の技術士の応用理学部門の試験で、実際に出題された問題について触れてみます。
まず、地球温暖化人為説に対する反論や疑問を提起する説を説明し、意見を述べるという問題です。IPCCの第4次評価報告書は踏まえた上での設問ですので、地球温暖化が炭酸ガスの増加によるものだという国際的なコンセンサスは前提としてあります。
私は余り詳しくないのですが、IPCCは過去における地球の気温の分布を極地の氷や、地層中の花粉などから推定し、炭酸ガスの増加を考慮に入れたコンピューター・シミュレーションより地球温暖化は人為的なものだと結論付けていたようです。
確かにコンピューター・シミュレーションの信憑性などに疑問を呈する人は、ホームページや、稀にマスコミなどに登場します。しかし、あくまでも少数派ですので、なかなか同調的な意見は述べにくいため少々困惑する問題ではありました。
そこで現役の応用理学の技術士である方に意見を伺ったところ、余りその辺は関係ないとの考えでした。温暖化が人為的なものであろうとなかろうと、実際に温暖化は進行しているのであるし、それで問題は発生しつつあります。それに対する解決策を述べる方が、回答として有利であるというものでした。
確かに人為的に発生した災害であれば、人間の力で解決することは可能であり、自然現象の方がむしろ厄介だという考えも成り立ちます。むしろ科学技術に関する高等な業務を行う技術士としては、そのような考えに立つ方が正当と言えるのかも知れません。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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