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科学技術離れ
技術士資格の取得に向けては、過去問の内容や回答を解いてみるのが有効です。その技術士試験の最近出題された過去問に、「国民の科学技術離れ・理科離れの現状を考察し、意見を述べる」という問題がありました。
天然資源に乏しく、加工貿易を主とする日本にとって、国民の科学技術離れは由々しき問題です。特に、昨今の日本はODAなどで、恒久的に技術力を海外に移転し続けるという、半ば使命のようなものを負っています。にもかかわらず、技術力の供給源が絶たれるような事態となれば国際的地位の低下にもつながりかねません。
一つには、技術者・研究者の職場を、もう少し魅力あるものにする事が重要と思われます。中小企業にまでは、なかなか手が回らないまでも、大学や国立の研究所レベルにおいても、収入面だけでなく会議や雑用で研究に集中できないという不満は数多く聞かれます。
また科学技術離れの直接的な歯止めにはなりませんが、海外からの研究者を更に積極的に受け入れる事も大切だと思います。日本は、ほぼ単一民族の為、外国人の受け入れには消極的な世論もあります。単純労働力としての外国人の入国は、なかなか難しい側面もあると思いますが、科学技術力の向上につながる研究者の受け入れは、緩和の方向で問題は無いのではないかと思います。
また、試験の回答としては、このような大所高所からの解決策だけでなく、例えば専門分野の技術を活かして、物理・化学の実験や、地質巡検などを通しての地域の小中高生への啓発活動に触れるとか、一技術者としての行動について記述するのがポイントになるという話です。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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