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エネルギー問題
平成19年の技術士応用理学部門で出題された問題は、日本のエネルギー需給に関する課題を抽出し、意見を述べる問題でした。
日本の一次供給エネルギーは約8割を化石燃料に依存しています。化石燃料は国内には、ほとんど存在しませんから輸入依存型となってしまいます。
かつ最終エネルギー消費は、電力という形を取られることが多いため、変換過程や伝送過程でロスが多いというのも問題です。
前者の輸入依存型供給だと、産出国が政情不安になったり、そうでなくとも一方的な要求で価格が高騰する危険性があります。これに対応するためには備蓄に努める必要があります。
また、メタンハイドレートは日本近海に賦存していることが確認されています。これを開発し、供給が実用化すれば、一応の輸入依存型からの脱却につながります。また即実用可能にならずとも、開発に着手すれば、産出国に対する抑止効果が期待できます。
一方、最終エネルギー消費が電力に偏っている点は、電力の制御のしやすさなどの理由から、なかなか解消できそうにありません。敢えて言うなら、発電時の変換効率の高いコンバインドサイクルを更に普及させることや、地産池消ではないですが、消費地に近いところで発電を行うことで、伝送ロスを減らす工夫が重要になってくると思われます。
また電力の場合、供給が需要を下回ることは許されませんから、どうしても過剰に発電しすぎるという問題があります。太陽光発電や揚水発電、電力貯蔵などの技術により、調整をはかることが大切です。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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