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点載荷試験
ここからは技術士試験の応用理学部門の午後の専門問題です。専門問題は前後半に分かれていて、前半では主に語句の定義および内容を解説し、考えることを述べるという問題になっています。
○点載荷試験
岩盤の上に構造物などを建築する場合、その支持力が問題となる。岩盤の支持力を推定するにあたっては、岩石の一軸圧縮強度が目安となる。岩石の一軸圧縮強度は一軸圧縮試験で測定する。
岩石の一軸圧縮試験を実施するにあたっては、他の材料でも同様であるが、供試体の成型が必要となる。しかし岩石の場合は、その非均質性のために、試料内の微小なクラックや弱線によって割れや欠けが生じるなどして、成型が困難な場合が多い。
また地質調査で、しばしば実施される一軸圧縮試験は岩石の他に粘性土がある。岩石の一軸圧縮強度は粘性土に比較して、当然大きい。このため、試験機器も高圧が発生できるものが必要となり大型になる。
点載荷試験は、荷重をかける箇所の面積を極端に小さくし、点で載荷することにより一軸圧縮強度を推定しようとする試験方法である。滑らかな面を形成する必要がないため、供試体の成型が不要となる。
また載荷面積がゼロに近いため、破壊に要する荷重が小さく試験機も小型化することが可能である。このため、室内に試料を持ち帰らずとも、現場で多量に試験が実施できるという利点がある。
一方で、規格に沿った一軸圧縮試験で得られた強度との対比がとれないという問題もあるが、最近ではデータも豊富になってきている事から、幾つかのパラメータにより、比較的尤もらしい強度が推定できるようになってきている。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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