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岩盤分類
岩盤分類とは、土木分野の地質調査で岩盤の掘削を行う際に、掘削しやすさなどを等級付ける事です。
技術士の応用理学部門の専門問題では、地盤工学などの知識も必要とされ、特定キーワードの語句説明も求められます。ここでは、技術士の応用理学部門の試験の過去問で出題されたキーワード「岩盤分類」について解説します。
○岩盤分類
高度成長時代の、大量の土木構造物を建設しなければならない時期には、同じ仕様で工事を進め、誰が作っても同じ性能のものが出来上がらなくてはならないという要求があった。そのため、岩盤分類も誰が行っても同じ結果となるように、詳細な基準が定められていた。主たる着目点は岩種、強度、風化である。
一方、昨今のように公共事業が減少し、かつコスト縮減が重視される中では、岩盤分類のあり様が変化すべきであると考えられる。例えば、従来の岩盤分類では地域性というものは考慮されていない。
しかし、地質とは多分に地域による特色の強いものである。この辺りを考慮に入れる事で、土木構造物の安全性を高めたり、また建設コストを逆に低く抑えたりすることが可能になると考えられる。
また、建設する構造物によって、例えば軟岩を詳細に区分したい場合も有り得る。このように目的に応じた岩盤分類を工区に応じて使い分けることも、今後の性能設計の時代には重要な課題になるものと考えられる。
その際、特に重要になるのは、岩盤分類を行った調査技術者と、設計者、そして施工者の間の緊密なコミュニケーションである。これが十分に行われなければ、地盤に対するイメージに差異が生じ、不要な事故が増加する可能性がある。
また、従来の岩盤分類に則って蓄積されている情報も多くあるため、これらを利用し続けるためには、これとの対比が取れるようにする事も必要となる。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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