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N値
技術士試験でキーワード説明と内容を書くという問題でよく出題されるのが「N値」です。
地質調査では、試料の採取とN値の測定を目的として、標準貫入試験が実施されることがあります。土木分野における、地盤定数は大抵、このN値と関連付けができていますので、N値がわかれば、ほとんどの地盤設計はできてしまうのですが・・・。
○N値
標準貫入試験は、その試験方法が簡単であることから、ほとんどの調査ボーリングでセットで実施されている。そのため標本数が多い事からN値は統計的に処理されて、ほとんどの地盤定数との関連付けが成されている。
このため土木設計はN値至上主義とでも言える程、N値だけで全て設計が行われる傾向がある。しかし、稀にPS検層を実施してS波速度を測定しているにも関わらず、N値より推定したS波速度を用いて設計を行っている事例が見受けられる。
ここまでの誤用は珍しいが、そうでなくとも評価なしにN値を全面的に利用するのは、やや問題があると思われる。それは一つには、基準書に示されるようなN値と地盤定数の関係は、全国の標準貫入試験結果を統計的に処理したものであるから、地域性が見込まれていないからである。
しかし反面、標準貫入試験は安価で多量に実施できるという長所もある。そこで直接的な原位置試験(例えばPS検層、孔内水平載荷試験など)や室内土質試験とN値の間で、その土地特有の推定式を確立することが望ましい。これにより、地域特性を考慮した地盤定数の設定を行なうことが可能になり、N値だけで設計を行なうよりも、より土木構造物の安全を確保できるようになると思われる。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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