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リモートセンシング
リモートセンシングというキーワードは、技術士の試験でも昨今よく見られるキーワードになりました。危険な作業をも安全にこなすためには、「リモートセンシング」は無くてはならないものですが、技術士試験で、このキーワードの説明を求められる場合、正しい理解が必要ですので、下記にその概要を述べたいと思います。
人工衛星は、とてもたくさん打ち上げられています。衛星写真は気象・軍事の分野でも非常に役立ってますが、地質調査分野でも利用価値は高いのです。
まず広域的な航空写真としての役割があります。地質は地形に影響を与えます。斜面勾配は斜面ごとに異なりますが、広域的に見ると同じ地質のもとでは似た傾向があります。逆に言うと、この傾向の違いは地質の変化を示唆しています。
また人工衛星は、可視光以外に赤外線など複数の波長のセンサーを搭載しています。この別波長のセンサーでとらえた映像により、植生の変化を判断することができます。斜面崩壊は植生とも密接な関係がありますから、リモートセンシングは防災地質にも利用することができます。
かつては衛星画像は非常に入手困難なものでした。それが最近では、全ての衛星ではありませんが、誰でもが非常に簡単に入手できるようになってきています。かつ、その分解能も高く、撮影間隔も短くなってきています。また昔の衛星画像では、雲や水蒸気で使える映像は少なかったのですが、この辺りも改善されてきているようです。
リモートセンシング技術は、極めれば相当な情報までわかるものです。考えてみれば、月や火星の着陸していない箇所の情報は、全てリモートセンシングで得られたものです。
しかし、そう難しいものではなく、大衆が容易に入手できる広域情報としての価値もまた高いものなのかも知れません。
カテゴリー:試験の解答例(平成19年度出題より)
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