レアメタルの利用
レアメタルは厳密な定義が成されていません。そのまま日本語訳すれば希少金属となり、地殻存在度の少ない金属を指すのでしょう。しかし、どちらかと言えば最近急激に需要が増加し、その割には供給量の少ない金属を指す方が一般的なようです。経済産業省はレアメタルとしてチタン・マンガンなどを含む47元素を挙げています。
○レアメタルの需要について
・インジウム
携帯電話の普及などにより液晶ディスプレーが急激に需要を伸ばしている。液晶ディスプレーは電気が流れると形状を変化させて光を遮断するという液晶の性質を利用している。しかし一般に導電性のよい金属は、不透明である。透明でかつ良導体という性質を満たすものは現在のところインジウム・スズ化合物だけが実用化されている。
・ネオジウム、ジスプロシウム
ハードディスクのヘッドなどは強力な磁石が必要となるが、これらはネオジウムの化合物が使用されている。高温になるとネオジウム磁石は磁気を失うが、ジスプロシウムの添加で高温でも高性能な磁石を実現できる。
・白金、パラジウム
自動車排気ガスを処理する触媒には白金・パラジウム合金が使用されている。国内の規制では全ての自動車に触媒の設置が義務付けられている。
・問題点と対応策
これらレアメタルは、昨今の産業構造の変化に伴い急速に需要を伸ばした。しかし、供給量全体の少なさよりも、産出国が極限られている点が問題である。
インジウム・ネオジウム・ジスプロシウム・タングステンなどは産出が中国一国に集中している。また白金とパラジウムは、南アフリカ共和国とロシアに集中している。
このように供給源が寡占状態にあると、政情不安などの要因で安定供給が維持できない危険性がある。備蓄を進めるとともに、リサイクルなど回収技術を確保する必要がある。
カテゴリー:レアメタル
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レアメタルの安定供給
このように安定供給の確保に努めなければならないレアメタルですが、対策としては以下の5つが考えられます...
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