レアメタルの安定供給
このように安定供給の確保に努めなければならないレアメタルですが、対策としては以下の5つが考えられます。
○レアメタル供給確保の方法
・備蓄
石油や食料もそうだが、国内自給率の少ないものについては備蓄が重要となる。これにより実際に供給難となった場合の対応策となるとともに、価格高騰に対する抑止効果も期待できる。
・回収
「東京鉱山」という言葉も囁かれるように、電化製品や自動車にはレアメタルが使用されている。個別には微量かも知れないが、総量としては相当なものである。これらを効率的に回収する方法を確立する。
その際、企業にとっては集積度の乏しい状態での回収は負担となる。一方、個人にとっては廃棄物を処分費を支払って遠方まで運搬することは負担である。販売店網→市町村→都道府県などのレベルで徐々に集積度を高める方法が望ましいと思われる。
・代替材料の開発
需要を分散することも効果的である。例えばインジウム・スズ合金以外でも実用できる液晶ディスプレイの開発などが課題となる。
・削減
例えば自動車の排気ガス浄化触媒は、薄膜化により白金やパラジウムの使用量を削減し、同等の効果を持たせる技術が進んでいる。消費量を減らすことも重要である。
・新鉱床の開発
供給量の増加につながる。これによって新たに主要な産出国が創出できれば更に好ましいことである。また開発途上国では、採掘している鉱物が何であるか理解していない場合もある(主鉱物が亜鉛で、インジウムがその副産物であったりすると亜鉛鉱床としてしか認識されていない等)。レアメタル鉱床のデータベース化も新鉱床開発の有効な手段である。
カテゴリー:レアメタル
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