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フリーク波
フリーク波(三角波)は海面の一箇所で、特に振幅の大きな波が発生する現象です。フリーク波の存在は古くから巷間には聞かれていましたが、その実在は証明できず舟幽霊のような(は、言い過ぎにしても)伝説上のものと考えられていました。
実際、海洋での船舶事故は目撃者は当事者だけで、客観的な証言も少ないことから、科学的な検証は難しいものではあります。加えて水面に浮かんでいて、高さも含め位置を刻々と変えている船舶の乗員にとって、厳密な意味で波高とは何なのか難しい問題ではあります。
1995年になって北海油田に設置されていた高精度波高計が、特異な波を観測し初めてフリーク波の存在が確認されました。たった十数年前の話です。フリーク波に船体が乗り上げてしまうと、バウ・スラミングといって船首が空中に持ち上げられてしまい、その自重で龍骨を破断してしまうという事故にいたります。
最近も国内でフリーク波により漁船が転覆する事故が発生しました。その際、テレビのニュースなどで三角波発生のメカニズムが、水槽実験で繰り返し放送されていました。しかし、あの説明は本当に正しいのでしょうか?
水槽はどんなに広くても必ず四方に境界面があります。そのため波が全反射し共振現象で特定の箇所の振幅が急に大きくなります。しかし、狭い入り江ならともかく、外洋ではあれ程劇的な共振は少し考えられないと思います。
ある雑誌で分散現象による三角波の発生メカニズムが説明されていました。波には波長の長い波の方が、短い波よりも早く進むという性質があります。先に風などにより波長の短い波が発生しており、その後急激な気圧変化などにより波長の長い波が発生したとします。波長の短い波はゆっくり進んでますから、遅れて発生した長い波長の波が追いつきます。この時、山谷の重なり合わせで異常な振幅の三角波が発生したというのです。
カテゴリー:新技術
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