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地層処分
原子力発電で発生した放射性廃棄物は、地下三百メートル以深の安定した地層に埋設して処分することになりました。これを地層処分といいます。
○地層処分の安全評価
原子力発電により発生した使用済み燃料は、ウランやプルトニウムを分離した後、ガラス固化体の状態として、金属性のオーバーパックで保護されて地下三百メートル以深に埋められる。これを地層処分という。
地層処分は、処分地決定から処分場建設・操業、閉鎖までを含めた非常に長期間の事業となる。一説には三百年とも言われ、数世代にわたる事業となる。事業期間のみならず、高レベル廃棄物がウラン鉱床並みに放射能レベルが下がるまでには数万年かかるとされる。そのため寿命が五十年とか百年という、通常の土木構造物とは全く異なる設計手法が要求される。
まず数世代後では、現在と技術水準も全く違う可能性もある為、現在の技術はデータベース化して確実に継承するとともに、その時その時の最新技術を取り入れられる手法を展開する必要がある。
また過去に事例が無い訳であるから、将来数万年にわたって心配される状況をシナリオとして網羅し、その一つ一つについてモデルとデータを用いたシミュレーションにより安全評価を行うことになる。
地質調査にしても、現在地盤がどうなっているかだけでなく、なぜそうなったのかまで明らかにし、将来地盤がどうなってゆくか予測できるようにすることが要求される。
いずれにせよ息の長い事業であるから、発生者責任の原則に拘らず、積極的な国の関与が望まれる。また、それ無しには数世代にわたる事業の連続性を担保することは困難ではないかと思われる。
カテゴリー:新技術
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