クリーンエネルギー
低炭素社会の実現に向けて、クリーンエネルギーの開発が重要視されています。一般に電気はクリーンなものというイメージがありますが、必ずしも電気だからクリーンであるとは限りません。非常に極端な事例ですが、ガソリン自動車とガソリン発電機で充電した電気自動車では、はるかにガソリン自動車の方が使用する燃料は少なくて済みます。
かつ、電気は発電所から消費地まで長距離の伝送をされますので、送電線で熱エネルギーに変換されてロスが発生します。電気がクリーンというのは、水力や特に原子力が二酸化炭素を排出せずに大きな出力を発生できるという点が根拠になっています。
ただし、それらの発電所も建設時や維持段階において重機などが二酸化炭素を排出するので、必ずしもクリーンではないという見方をする人もいます。
さて、電力は需要に対応して供給の増減をさせにくいという短所があります。供給が需要を下回ることは許されませんので、余った電気は熱エネルギーとして放出されることになります。この電気を貯めておき、不足時に充当できないかという試みが幾つかなされています。
古くからあるのは揚水発電です。夜間などの余剰電力を利用して上ダムに水をくみ上げておき、昼間はその水を落下させて水力発電を行うというものです。
また、フライホイール電力貯蔵も実験されています。これは余剰電力で慣性の大きな円盤を回転させておき、電力不足時にはその回転エネルギーで発電するものです。最近では超伝導が比較的容易に実現できるようになりましたので、ロスの少ない電力貯蔵ができるようになってきています。
このように電力貯蔵は、電気エネルギーを一旦力学的(位置)エネルギーに変換しておくというものが多いようです。
カテゴリー:新技術
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